血便を放置するリスクとは?原因・対処法をつくばの専門医が解説|辻仲つくば胃と大腸内視鏡・肛門外科クリニック|茨城県つくば市の大腸・肛門外科 消化器内科 内視鏡検査

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血便を放置するリスクとは?原因・対処法をつくばの専門医が解説

公開日:2026年06月22日 / 更新日:2026年06月19日

「トイレに血が…でも痔だろうから大丈夫」と思って、そのまま様子を見ていませんか?実は血便を放置することには大きなリスクが伴います。血便はお身体からの大切なサインであり、痔だけでなく大腸がんや大腸ポリープなど、早期発見・早期対処が重要な病気が隠れているケースも少なくありません。この記事では、血便が出たときに知っておいてほしい原因やリスク、受診の目安について、つくば市で消化器・肛門外科を専門とする当院の院長・森田洋平が詳しくご説明します。

  • ✅ 血便を放置するとどんなリスクがあるのか
  • ✅ 血便の原因となる主な病気・症状の違い
  • ✅ どのタイミングで受診すべきか・検査の流れ
この記事の目次

血便を「たぶん痔だから大丈夫」と放置していませんか?

血便が出たとき、多くの方が感じること

トイレットペーパーや便器に血がついているのを見て、「びっくりしたけど、きっと痔だろう」と自己判断してしまう方はとても多くいらっしゃいます。特に痛みがなかったり、以前から痔の症状があったりする場合は、「いつものこと」と思い込んでしまいがちです。しかし、血便はお身体が発しているSOSサインである可能性があり、痔以外の深刻な病気が原因のこともあります。

実際に当院にお越しになる患者さんの中にも、「数ヶ月前から血便があったが、忙しくて受診が遅れてしまった」というケースが少なくありません。血便を放置したことで、治療のタイミングが遅れてしまうことは、できれば避けていただきたいのです。

「よくある誤解」——痔があれば血便の原因は痔だとは限らない

「以前から痔があるので、血便は痔のせいだろう」という判断は、医学的には誤りです。痔をお持ちの方であっても、大腸がんや大腸ポリープが同時に存在することがあります。痔の出血と大腸がんの出血は自分では見分けがつかないため、「痔だから安心」という自己診断は危険です。血便が続く場合や、便の状態・色・量に変化があった場合は、専門医の診察を受けることが大切です。

血便を放置することの主なリスク

血便を放置することで生じる代表的なリスクには、次のようなものがあります。大腸がんなどの病気は、早い段階で発見・対処できるほど、身体への影響を小さくできる可能性が高まります。逆に放置して症状が進行すると、治療の選択肢が限られてくることもあります。また、慢性的な出血が続くことで貧血が進行し、倦怠感や息切れなどの症状が現れるケースもあります。

⚠ こんな症状が出たら早めの受診をご検討ください
便に血が混じる・便器が赤くなる / 黒いタール状の便が出る / 血便に加えて下腹部痛・腹部の張りがある / 体重が急激に減った / 便が細くなった・残便感がある / 血便が1週間以上続いている

血便の原因となる主な病気と特徴を知っておこう

血便を引き起こす代表的な疾患

血便の原因は一つではありません。出血している部位や病気の種類によって、血便の色・量・状態が異なります。以下に代表的な原因疾患をまとめました。

Point 01
痔(いぼ痔・切れ痔)

肛門の血管がうっ血して膨らんだいぼ痔(内痔核)や、肛門の皮膚が切れる切れ痔(裂肛)が原因の場合、鮮やかな赤い血が便や便器についていることが多いです。排便時に痛みを伴う場合は切れ痔の可能性があります。いぼ痔は痛みなく出血することも多く、「痛くないから大丈夫」とはいえないのがポイントです。血便の原因で最も多い疾患の一つですが、自己判断は禁物です。

Point 02
大腸ポリープ・大腸がん

大腸の粘膜にできるポリープや腫瘍が出血源となる場合があります。初期の段階では自覚症状がほとんどないため、血便が出ても気づかないこともあるのが特徴です。大腸がんは日本人のがん死亡率の上位に入る疾患であり、早期発見・早期対処が非常に重要です。便潜血検査や大腸内視鏡検査による定期的なスクリーニングが推奨されています。

Point 03
潰瘍性大腸炎・クローン病などの炎症性腸疾患

大腸や小腸の粘膜に慢性的な炎症が起こる病気です。血便・粘血便(血液と粘液が混じった便)・下痢・腹痛が続く場合は炎症性腸疾患の可能性があります。これらは適切な内科的治療で症状をコントロールすることが重要であり、放置すると症状が悪化するリスクがあります。若い世代にも発症することがある病気です。

血便の色でわかる出血部位の目安

血便の色は出血している部位のおおまかな目安になります。ただし、あくまでも参考であり、色だけで自己診断することはできません。

血便の色・状態 考えられる出血部位 考えられる主な原因
鮮やかな赤 肛門・直腸など大腸の下部 痔・直腸がん・大腸ポリープなど
暗赤色・紫がかった赤 大腸の上部・小腸 大腸がん・炎症性腸疾患など
黒いタール状 胃・十二指腸など上部消化管 胃潰瘍・十二指腸潰瘍など

上記はあくまでも目安です。黒いタール状の便(黒色便・タール便)は上部消化管からの出血を示すことがあり、緊急性が高いケースもあります。症状が続く場合は速やかに消化器内科・肛門外科への受診をご検討ください。

血便を放置せず、まず受診を。大腸内視鏡検査で原因を調べましょう

血便の原因を調べるための検査とは

血便の原因を調べる方法として最も有効なのが、大腸内視鏡検査(大腸カメラ)です。大腸の内側をカメラで直接観察できるため、ポリープや腫瘍・炎症などの病変を発見することができます。同時にポリープの切除(日帰り対応)や組織の採取(生検)も行えるため、診断と治療を一度に行える点が特徴です。

また、胃の症状も合わせてお持ちの方には、胃カメラと大腸カメラの同日検査も対応しています。一度の来院で消化器全体を調べることができるため、お忙しい方にも取り組みやすい体制を整えています。

「内視鏡検査はつらい」と感じている方へ

日本国内の大規模アンケートでは、80%以上の方が内視鏡検査をつらいと感じているというデータがあります。院長の森田自身も、以前は「内視鏡検査はつらいもの」と思っていたと語っています。しかし辻仲病院グループで培われた痛みに配慮した内視鏡の技術を体験し、「こんなに苦痛が少なく検査できるのか」と驚いたそうです。

当院では、鎮静剤(静脈麻酔)を使用した苦痛の少ない内視鏡検査を行っています。検査中はうとうとした状態で受けていただくことができるため、多くの患者さんに「思ったよりつらくなかった」とおっしゃっていただいております(個人差があります)。また、内視鏡AIを導入しており、ポリープや病変の見落としリスクを低減する取り組みも行っています。

大腸内視鏡検査の費用の目安(保険適用)

当院の大腸内視鏡検査は保険診療で行っています。費用の目安は以下のとおりです(保険3割負担の場合)。実際の費用は診察内容により異なりますので、詳しくはお問い合わせください。

検査・処置内容 費用の目安(保険3割負担)
大腸内視鏡検査 約7,500円
内視鏡的大腸ポリープ切除術(2cm未満) 約30,000円
病理組織検査(1臓器) 約4,000円
病理組織検査(2臓器) 約7,500円
病理組織検査(3臓器) 約11,000円

※保険診療のため料金は目安です。自費・保険の別は診察内容により異なります。

まずはお気軽にご相談ください

血便が見つかったら?受診から検査・治療の流れ

受診から検査までの流れ

「血便が出た」「便に血が混じっていた」という場合、まずは消化器内科・肛門外科を受診して医師の診察を受けましょう。当院では初診の際に問診・診察を行い、必要に応じて大腸内視鏡検査のご案内をしています。血便の状況・持続期間・その他の症状などをあらかじめメモしておくと診察がスムーズです。

受診の流れ(目安)
初診 → 検査前説明・日程調整 → 大腸カメラ検査 → 結果説明・治療方針

当院では検査前の説明を丁寧に行っております。不安な点はどうぞご遠慮なくお申し付けください。検査の日程は24時間WEB予約システムからご予約いただけます。また、ポリープが見つかった場合は日帰りでの切除(内視鏡的切除)に対応しています(個人差があります)。

痔の血便には日帰り手術での対応も

血便の原因が痔(いぼ痔・切れ痔・痔ろうなど)と判断された場合、内服薬や軟膏などの保存的治療を基本としながら、症状に応じて日帰り手術を選択肢としてご提案することもあります。当院は肛門外科専門の辻仲病院グループに所属しており、痔の日帰り手術に対応しています。入院が必要なケースではグループ病院の辻仲病院柏の葉と連携して治療にあたる体制を整えていますので、安心してご相談ください。

✅ 日帰り手術のメリット

  • 入院不要で日常生活への影響が少ない
  • お仕事や家事・育児との両立がしやすい
  • 費用の負担が入院に比べて抑えやすい傾向がある
  • 早期対処で症状の悪化を防ぐ可能性が高まる

⚠ 日帰り手術の注意点

  • 術後は一定の安静が必要な場合がある
  • 症状・病態によっては入院手術が必要なこともある
  • 手術当日は車の運転を控えていただくことがある
  • 術後の経過観察のため通院が必要

女性の方・プライバシーが気になる方も安心の診療体制

肛門や下腹部の症状は、特に女性の方にとって受診しにくいと感じやすい領域です。当院では木曜日に女性医師が担当しており、同性の医師に診てもらいたいという方も受診しやすい環境づくりに取り組んでいます。茨城県南エリアにお住まいで受診を迷っていた女性の方も、ぜひお気軽にご相談ください。

辻仲つくば胃と大腸内視鏡・肛門外科クリニックのこだわり

  • 痛みに配慮した内視鏡検査——鎮静剤を使用し、うとうとした状態で検査を受けていただけます(個人差があります)
  • 内視鏡AI導入——AIによる病変検出支援で、見落としリスク低減を目指した内視鏡検査を行っています
  • 胃カメラ・大腸カメラ同日検査対応——一度の来院で胃と大腸を同時に調べることができます
  • 辻仲病院グループとの連携体制——入院・手術が必要な場合はグループ病院(辻仲病院柏の葉)と連携し、安心して治療を受けられる体制を整えています
  • 24時間WEB予約・オンライン診療対応——お仕事や育児でお忙しい方でも、ご都合に合わせてご予約・ご受診いただけます

⚕ 院長 森田洋平よりメッセージ

「血便があるけれど、内視鏡検査が怖い」「忙しくて受診できていない」——そういったお気持ちはとてもよくわかります。私自身、辻仲病院グループに来るまで、内視鏡検査はつらいものだと思っていました。しかし実際に苦痛の少ない内視鏡検査を体験して、その認識は大きく変わりました。日本では80%以上の方が内視鏡検査をつらいと感じているというデータがありますが、適切な鎮静剤の使用と技術で、検査の苦痛を大幅に軽減できると考えています。つくばおよび茨城県南のみなさんが、胃腸の症状や肛門の症状について気軽に受診できるクリニックを目指しています。血便で不安を感じたら、まずはご相談ください。

辻仲つくば胃と大腸内視鏡・肛門外科クリニック 院長 森田洋平
日本消化器内視鏡学会専門医 / Master of Public Health (MPH)

血便に関するよくあるご質問

Q. 血便が一度だけ出ました。受診は必要ですか?
A. 一度だけでも、血便が確認された場合は受診をご検討ください。「一度だけだったから大丈夫」と判断するのは難しく、出血が断続的に起きているケースもあります。特に40歳以上の方や、大腸がん・ポリープの家族歴がある方は、早めに消化器内科・肛門外科を受診されることをお勧めします。血便の状況(色・量・頻度)をメモしてからご来院いただくと、診察がスムーズです。
Q. 血便があるけれど痛みはありません。様子を見てもいいですか?
A. 痛みがない血便であっても、放置はお勧めできません。大腸がんや大腸ポリープは、初期段階では痛みを伴わないことが多く、「痛くないから大丈夫」とはいえません。また、内痔核(いぼ痔)も痛みなく出血することがあります。痛みの有無にかかわらず、血便が続く場合は消化器内科・肛門外科での診察・検査を受けることが大切です。
Q. 大腸内視鏡検査はとても怖いのですが、対応してもらえますか?
A. はい、当院では鎮静剤(静脈麻酔)を使用した、痛みに配慮した内視鏡検査を行っています。検査中はうとうとした状態で受けていただけるため、「気づいたら終わっていた」とおっしゃる患者さんも多くいらっしゃいます(個人差があります)。検査に対する不安・疑問については、事前の説明で丁寧にお答えしますので、まずはお気軽にご相談ください。

この記事のまとめ

  • ✅ 血便は「たぶん痔」と自己判断せず、専門医への受診が大切
  • ✅ 血便の原因には痔のほか、大腸がん・ポリープ・炎症性腸疾患などがある
  • ✅ 痛みがない血便でも放置は禁物。早期発見・早期対処が重要
  • ✅ 鎮静剤を使用した痛みに配慮した大腸内視鏡検査で、原因を調べることができる
  • ✅ つくば市・茨城県南エリアの方は、当院への24時間WEB予約が便利

血便が気になる方は、まずはご相談を

つくば市・茨城県南エリアの消化器・肛門外科専門クリニックです。鎮静剤を使用した痛みに配慮した内視鏡検査、24時間WEB予約、胃・大腸の同日検査など、受診しやすい体制を整えています。一人で悩まず、お気軽にご相談ください。

まずはお気軽にご相談ください

【アクセス】辻仲つくば胃と大腸内視鏡・肛門外科クリニック / 〒305-0032 茨城県つくば市竹園1-4-1 南3パークビル2階 / つくばエクスプレス「つくば駅」A3・A4出口より徒歩5分 / 常磐自動車道桜土浦ICより約11分・首都圏中央連絡自動車道つくば中央ICより約9分 / 診療時間:月〜土 9:00〜11:30 / 14:00〜16:30(日・祝休診)※予約優先制

辻仲つくば胃と大腸内視鏡・肛門外科クリニック

血便が気になる方の検査・診察に対応しています。原因を早めに確認したいときは、お気軽にご相談ください。

〒305-0032 茨城県つくば市竹園1-4-1 南3パークビル2階/つくばエクスプレス「つくば駅」A3・A4出口より徒歩5分
診療時間 9:00〜11:30・14:00〜16:30(月〜土)/休診:日曜・祝日

監修医師プロフィール

著者写真

院長 森田 洋平

こんにちは、辻仲つくば胃と大腸内視鏡・肛門外科院長の森田です。
本院は消化器科・肛門科の専門病院である辻仲病院グループに所属するクリニックです。
つくばおよび茨城県南のかたの胃腸症状や肛門症状の不安に対応していきたいと思っています。

大規模アンケート検査の結果によると、日本では80%以上の人が、内視鏡検査に対してつらいと思っているという結果がでています。
私も10年前に辻仲病院に来るまで、つらい内視鏡検査が当たり前だと思っていたので、辻仲病院での内視鏡検査を経験して、こんなに苦痛が少なく検査ができるのかとびっくりしました。
一方で、いまだに80%以上のかたが内視鏡検査がつらいと思っており、医療機関への受診のしやすさ、情報を伝える方法も含めたより便利な診療体制を作りたいと考え、勤務の傍ら公衆衛生大学院(MPH)で研究しました。
辻仲つくば胃と大腸内視鏡・肛門外科では、そういった検査自体の苦痛の少なさ、便利に検査や治療を受けられる体制、安心して検査や治療を受けていただくための情報提供について追求していきたいと思っています。
もちろん、入院が必要な治療・手術についてはグループ病院の辻仲病院柏の葉と連携して治療にあたるため、安心して受診できる体制づくりにも邁進しています。

つくばおよび茨城県南のかた が、胃腸の症状や肛門の症状について、気軽に受診できるクリニックづくりをしていきます。

資格・所属学会:略歴、2007年、杏林大学卒業、東京北社会保険病院で初期臨床研修、つくばメディカルセンター病院で外科研修、埼玉医科大学国際医療センターで消化器外科フェロー。その後、消化器内視鏡、肛門外科を専門とし辻仲病院柏の葉で勤務。勤務の傍ら、聖路加国際大学公衆衛生大学院で内視鏡の検査情報を効率的に伝えるための研究を行いMaster of Public Health(MPH)を取得。、資格、日本消化器内視鏡学会専門医、Master of Public Health (MPH)、所属学会、日本外科学会、日本消化器外科学会、日本消化器内視鏡学会