内視鏡検査当日の流れ〜辻仲つくばクリニックの検査手順を解説|辻仲つくば胃と大腸内視鏡・肛門外科クリニック|茨城県つくば市の大腸・肛門外科 消化器内科 内視鏡検査

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内視鏡検査当日の流れ〜辻仲つくばクリニックの検査手順を解説

公開日:2025年11月22日 / 更新日:2025年11月22日

「大腸内視鏡検査を受けることになったけれど、当日はどんな流れで進むのだろう…」

内視鏡検査は多くの方にとって初めての経験であり、不安を感じるのは当然です。特に検査当日の流れがわからないと、余計に緊張してしまいますよね。

私は日本消化器内視鏡学会専門医として年間1000件以上の内視鏡検査を担当しています。この記事では、辻仲つくば胃と大腸内視鏡・肛門外科クリニックにおける内視鏡検査当日の流れを、準備から検査後の注意点まで詳しく解説します。

内視鏡検査前日までの準備

内視鏡検査をスムーズに受けるためには、前日からの準備が重要です。特に大腸内視鏡検査では、腸内をきれいにすることが良好な検査結果につながります。

まずは検査の予約から始まります。辻仲つくばクリニックでは、WEBや電話での予約が可能です。初めての方は一度受診していただき、医師による診察と説明を受けた上で検査を実施するかどうか決めていただきます。

初回受診時には、問診や医師による診察を通して腹部の症状や出血などの状態を把握します。大腸内視鏡検査に同意いただけた場合は、検査前に使用する下剤をお渡しします。

当院では患者さんの体質やご希望に合わせて数種類の下剤をご用意しています。過去に下剤服用でつらい思いをされた方も、ご安心ください。

検査前日の食事制限

検査の前日は当院でお渡しする検査食を召し上がっていただきます。

具体的には、以下のような食事制限が必要です。

  • 検査前日:当院指定の検査食を摂取
  • 検査当日:検査終了まで食事は控える(水やお茶などの水分摂取は可能)

これらの食事制限は、腸内をきれいにして検査の精度を高めるために非常に重要です。医師やスタッフの指示に従って、しっかりと準備しましょう。

内視鏡検査当日の持ち物と来院時間

検査当日は、以下のものをお持ちください。

  • 診察券
  • 保険証
  • お薬手帳

来院時間は検査予約時間の約30分前が目安です。

検査当日の朝は水分摂取のみ可能で、食事はできません。起床後はお水やお茶などで水分補給をしておくとよいでしょう。

なお、鎮静剤を使用する検査の場合は、当日の車やバイク、自転車などの運転はできません。公共交通機関をご利用いただくか、ご家族に送迎をお願いしましょう。

前処置(下剤服用)について

大腸内視鏡検査では、検査の3〜5時間前から下剤を服用して腸内をきれいにする必要があります。

下剤服用の方法は主に2つあります。

  • 自宅で前処置薬を内服する方法
  • 院内で下剤を服用する方法

自宅で前処置薬を内服される方は、事前の指示に従って服用してください。院内で下剤を服用される方は、指定された時間に来院し、クリニック内の専用スペースで服用します。

下剤服用中に体調不良を感じた場合は、遠慮なく医師や看護師にお声がけください。また、下剤内服中は排便を促すために歩いていただくことがありますので、楽な服装と歩きやすい靴でご来院ください。

内視鏡検査室での流れ

下剤の効果により便が透明になったら、いよいよ検査開始です。辻仲つくばクリニックでは、患者さんの負担を軽減するために鎮静剤を用いた検査を行っています。

検査室に入ると、まず着替えをしていただきます。その後、ベッドに横になり、血圧計や酸素飽和度モニターなどを装着します。

当院では日本消化器内視鏡学会専門医が在籍しています。検査前に医師から簡単な説明があり、質問があればこの時点でお聞きください。

鎮静剤を使用する場合は、点滴から投与します。鎮静剤が効いてくると、うとうとした状態になり、検査中の不快感や痛みを感じにくくなります。

鎮静剤を使った苦痛の少ない検査

「内視鏡検査は怖い」というイメージをお持ちの方も多いでしょう。当院では、検査時の苦痛をできるだけ軽減するために鎮静剤を使用しています。

鎮静剤を使用すると、半分眠ったようなぼんやりとした状態で、リラックスしたまま検査を受けられます。多くの患者さんは検査中の記憶がほとんどなく、「あれ、もう終わったの?」と感じるほどです。

当院では作用時間が短く、患者さんの負担の少ない鎮静剤を使用しています。鎮静剤使用率は92%(2023年度法人実績)と高く、多くの患者さんに選ばれています。

また、患者さんの腸の形状や状態に合わせて、チューブが細い細径内視鏡や、腸粘膜を拡大観察できる拡大内視鏡などを使用しています。さらに、無送気軸保持短縮法と呼ばれる検査方法を採用し、腸粘膜への負担や痛みの軽減に努めています。

最新技術を活用した高精度検査

当院では、大腸内視鏡検査の精度を高めるために、光の波長を変えて腸粘膜の表面や色調がはっきり見える「画像強調」を導入しています。

また、腸を観察しやすくするために空気ではなく「自動送水」を実施し、腸への負担軽減に努めています。

さらに、最新のAIシステムを導入したことで、これまで見つけるのが難しかった微細な早期がんや炎症、その他の病変なども、より高い精度で発見できるようになりました。

検査中にポリープが見つかった場合

大腸内視鏡検査中にポリープが見つかる確率は約50%と言われています。当院では、入院が不要な場合は日帰り大腸ポリープ切除に対応しています。

ポリープを切除することで大腸がんを約86%予防できることが示されています。お仕事などが忙しくて通院が難しい方や、負担の少ない検査をご希望の方にとって、大きなメリットとなるでしょう。

ポリープ切除を行った場合は、組織を病理検査に提出します。検査結果は後日の診察時に説明します。

なお、ポリープ切除後は出血のリスクがあるため、当日の激しい運動や入浴、アルコール摂取は避けていただきます。また、抗血栓薬(血液をサラサラにする薬)を服用している方は、医師の指示に従って服薬調整が必要な場合があります。

女性医師による内視鏡検査も可能

女性の患者さんの中には、男性医師による内視鏡検査に抵抗感を持つ方も多くいらっしゃいます。当院には女性医師も在籍しており、恥ずかしさや怖さから内視鏡検査をためらっている女性の方も安心してご来院いただける診療体制を整えています。

男性医師による検査に抵抗感や恥ずかしさ、恐怖や不安をお持ちの方は、予約時にお気軽にご相談ください。可能な限り対応させていただきます。

検査後の流れと注意点

検査が終了したら、別室のリカバリールームでゆっくりお休みいただきます。鎮静剤の効果が切れるまでの間、看護師が体調の変化がないか確認します。

体調や意識状態に問題がないことを確認できたら、検査の結果や今後の治療についての説明があります。ポリープを切除した場合は、病理検査の結果説明のために再度ご来院いただく必要があります。

検査終了後の飲食については、医師の指示に従ってください。通常、鎮静剤を使用した場合は、意識がはっきりしてから水分や食事を摂ることができます。

鎮静剤を使用した場合は、当日の車やバイク、自転車の運転はできません。公共交通機関をご利用いただくか、ご家族に送迎をお願いしましょう。

検査結果の説明と今後の方針

検査結果は基本的にその日のうちに説明します。特に問題がなければ、その場で終了となります。

ポリープなどの病変を切除した場合は、病理検査の結果が出るまで1〜2週間かかります。結果説明のために再度来院していただく必要があります。

また、何らかの異常が見つかった場合は、必要に応じて追加検査や治療の説明があります。当院では胃内視鏡と大腸内視鏡を同じ日に受けることも可能ですので、症状や状況に応じてご相談ください。

内視鏡検査の費用について

大腸内視鏡検査の費用は、3割負担の場合で約7,500円です。ポリープ切除を行った場合は、追加費用がかかります。

  • 大腸内視鏡検査:7,500円(3割負担の場合)
  • 内視鏡的大腸ポリープ切除術(2cm未満):30,000円(3割負担の場合)
  • 病理組織検査:1臓器 4,000円、2臓器 7,500円、3臓器 11,000円(3割負担の場合)

お支払方法は、現金のほか、クレジットカード(VISA/JCB/Mastercardなど)もご利用いただけます。

なお、大腸に症状や病変がみられた場合は保険診療となります。保険適用や料金に関するご質問は、事前に当院スタッフまでご相談ください。

アクセスと通院のしやすさ

辻仲つくば胃と大腸内視鏡・肛門外科クリニックは、つくば駅から徒歩5分という好立地にあります。

つくば市内だけでなく、つくばエクスプレス沿線(研究学園、万博記念公園、みどりの、みらい平、守谷、柏たなかなど)や常磐線・関東鉄道常総線沿線、茨城県全域(土浦市、牛久市、つくばみらい市、常総市、石岡市、阿見町、守谷市、龍ケ崎市など)から多くの患者さんが来院されています。

遠方からお越しの方でも安心して内視鏡検査を受けていただけるよう、院内にはプライバシーに配慮した下剤服用スペースを完備しており、内視鏡検査の開始時間も柔軟に対応しています。

まとめ:安心して内視鏡検査を受けるために

内視鏡検査は大腸がんや大腸ポリープの早期発見・治療に必要不可欠な検査です。辻仲つくばクリニックでは、患者さんの負担を軽減するために鎮静剤を用いた検査を行い、痛みや不安に配慮した環境を整えています。

検査当日の流れをまとめると、以下のようになります。

  • 来院・受付
  • 前処置(下剤服用)
  • 検査室での準備(着替え、モニター装着など)
  • 鎮静剤投与(希望される場合)
  • 内視鏡検査実施
  • リカバリールームでの休息
  • 結果説明
  • 会計・帰宅

検査に不安を感じる方も多いと思いますが、当院では経験豊富な専門医による検査、鎮静剤を用いた苦痛の少ない検査、女性医師による検査対応など、患者さん一人ひとりに合わせた検査・治療をご提供しています。

大腸がんは早期発見・早期治療が何よりも重要です。少しでも気になる症状がある方は、ぜひ一度ご相談ください。

あなたの健康を守るための第一歩を、私たち辻仲つくば胃と大腸内視鏡・肛門外科クリニックと一緒に踏み出しましょう。


【作成・監修】
辻仲つくば胃と大腸内視鏡・肛門外科クリニック
院長 森田 洋平(日本消化器内視鏡学会 専門医、MPH(公衆衛生大学院))

MPHは予防医学、疫学、統計のスペシャリストの学位です。大腸がんの予防的なデータを実践するスペシャリストといえます。


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