土浦市の胃がんリスク検診と要精査だった場合の苦痛の少ない胃内視鏡検査について 2025年度版 専門医解説|辻仲つくば胃と大腸内視鏡・肛門外科クリニック|茨城県つくば市の大腸・肛門外科 消化器内科 内視鏡検査

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土浦市の胃がんリスク検診と要精査だった場合の苦痛の少ない胃内視鏡検査について 2025年度版 専門医解説

土浦胃がんリスク検診
「土浦市から胃がんリスク検診のお知らせが来たけど、どうやって受けたらいいの?」
「胃がんリスク検診って何を調べるの?普通の胃がん検診とは違うの?」

そんな疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。健康診断のお知らせが届いても、具体的な手続きや検査内容がわからないと、つい後回しにしてしまいがちですよね。

この記事では、土浦市の公式情報をもとに、胃がんリスク検診の受け方から検査の意味までをわかりやすく解説しています。

実は、胃がんリスク検診は採血だけで行える身体への負担が少ない検査で、ピロリ菌感染の有無と胃粘膜の状態から、将来の胃がんリスクを評価する検査です。正しい知識を持って、安心して検診を受けていただければと思います。
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1. 胃がんリスク検診について

以下では、土浦市の公式情報をもとに、土浦市の胃がんリスク検診について詳しく解説していきます。

1-1. 胃がんリスク検診の概要(2025年度 / 令和7年度)

対象者: これまでに胃がんリスク検査を受けたことがない、年度内年齢が40~75歳の土浦市民の方
検査内容: 血液検査(ペプシノゲン法及びピロリ菌抗体検査)
費用: 1,000円 ※生活保護受給者は無料
実施期間: 2025年(令和7年)4月1日から2026年(令和8年)3月31日まで
持ち物: 受診券、健康保険証、自己負担金

ただし、ピロリ菌の除菌治療を過去に受けた方、食道・胃・十二指腸の病気で治療中または経過観察中の方、胃を切除したことがある方、腎不全の方、胃酸分泌抑制薬(プロトンポンプ阻害薬)を検査日の2か月以内に服用した方は対象外となります。

胃がんリスク検診の詳細はこちら

1-2. 胃がんリスク検診の受診方法:協力医療機関での個別検診

土浦市の胃がんリスク検診は、市内の協力医療機関で受ける「個別検診」方式で実施されます。

場所: 市内の指定された協力医療機関(約50施設
受診方法:
1. 「受診券」を用意します。(※受診券の申込方法は下記参照)
2. 受診したい医療機関へ、予約が必要かなどを直接問い合わせてから受診します。

【土浦市公式】胃がんリスク検査実施医療機関一覧はこちら

1-3. 【重要】胃がんリスク検診の「受診券」申込方法

個別検診を受けるには、まず「受診券」を手に入れる必要があります。申込方法は以下の3つです。

1. 窓口申込(即時発行):
土浦市保健センター、市役所市民課、各支所・出張所の窓口で申し込めます。本人確認書類が必要です。
申込期間:令和7年4月1日(火)~令和8年3月31日(火)

2. インターネット申込(後日郵送):
市のウェブサイトから申し込みます。
申込期間:令和7年4月1日(火)0時00分~令和8年3月12日(木)24時00分
https://logoform.jp/form/gkP6/938101

3. 電話申込(後日郵送):
健康増進課(029-826-3471)へ電話で申し込みます。
平日8時30分~17時15分、申込期間:令和7年4月1日(火)~令和8年3月12日(木)

【土浦市公式】胃がんリスク検査受診券の申込方法についてはこちら

2. 胃がんリスク検査について詳しく知る

2-1. 胃がんリスク検査(ABC検診)とは

胃がんリスク検査は、胃がんそのものを見つける検査ではありません。血液検査でピロリ菌感染の有無と胃粘膜の萎縮度を調べ、胃がんになりやすい状態かどうかの危険度をA~Dに分類し判定する検査です。採血のみで行うため、身体への負担が少なくてすみます。

検査結果に基づき適切な対応を行うことで、胃がんの予防・早期発見・早期治療を目指します。ただし、あくまで「胃がんのなりやすさ」を調べるもので、がんの有無を判断するものではありません。

【土浦市公式】胃がんリスク検査についての詳細説明はこちら

2-2. 検査の仕組み

胃がんリスク検査では、以下の2つの項目を調べます:

1. ピロリ菌抗体検査:
胃の中に生息するピロリ菌(ヘリコバクター・ピロリ)の感染の有無を調べます。ピロリ菌は、胃の中に生息する細菌で、乳幼児期に感染し慢性的に感染が続くことで、胃がんの発生との関わりの強い萎縮性胃炎、胃潰瘍・十二指腸潰瘍といった病気が起こりやすいとされています。

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2. ペプシノゲン法:
胃粘膜の炎症や萎縮度を調べます。ペプシノゲンとは胃粘膜で作られる物質で、血液中に流れ出たペプシノゲン量を測ることで、胃がん発生との関連性がある萎縮性胃炎の進行度を調べることができます。

2-3. ABC分類の詳細解説

胃がんリスク検査では、検査結果に基づいてA群からD群(E群)に分類されます。以下、各群の特徴と対応について詳しく説明します。

A群:健康的な胃(低リスク群)
検査結果: ピロリ菌抗体(-)、ペプシノゲン(-)
状態: ピロリ菌に感染しておらず、胃粘膜の萎縮もない健康的な胃
胃がん発生頻度: ほぼゼロ(年間10,000人に1人程度)
推奨される対応:

  • 基本的に精密検査は不要
  • ただし、A群の中にも過去の感染者や現在の感染者が含まれる可能性があるため、一度は胃内視鏡検査を受けることが理想的
  • 自覚症状がある場合は医療機関を受診

B群:ピロリ菌感染あり(中リスク群)
検査結果: ピロリ菌抗体(+)、ペプシノゲン(-)
状態: ピロリ菌に感染しているが、胃粘膜の萎縮はまだ進んでいない
胃がん発生頻度: 年間1,000人に1人程度(A群の約8.9倍)
推奨される対応:

  • 胃内視鏡検査による精密検査が必要
  • ピロリ菌の除菌治療を推奨
  • 除菌後も定期的な内視鏡検査が必要

C群:ピロリ菌感染+萎縮あり(高リスク群)
検査結果: ピロリ菌抗体(+)、ペプシノゲン(+)
状態: ピロリ菌に感染しており、胃粘膜の萎縮も進行している
胃がん発生頻度: 年間500人に1人程度(A群の約17.7倍)
推奨される対応:

  • 速やかな胃内視鏡検査による精密検査が必要
  • ピロリ菌の除菌治療を推奨
  • 毎年の内視鏡検査による経過観察が必要

D群:高度萎縮(最高リスク群)
検査結果: ピロリ菌抗体(-)、ペプシノゲン(+)
状態: 胃粘膜の萎縮が進行し、ピロリ菌が住めなくなった状態
胃がん発生頻度: 年間80人に1人程度(A群の約69.7倍)
推奨される対応:

  • 速やかな胃内視鏡検査による精密検査が必須
  • 他のピロリ菌検査で感染が確認されれば除菌治療
  • 年1回以上の内視鏡検査による厳重な経過観察が必要

E群:除菌後
状態: ピロリ菌の除菌治療を受けた後の方
推奨される対応: 除菌により胃がんリスクは30~50%低下するが、ゼロにはならないため、定期的な内視鏡検査が必要

2-4. 検査結果の解釈における重要な注意点

1. A群でも安心できない理由
日本消化器がん検診学会によると、実際に胃がんと診断された患者さんの約10%がA群に分類されていたという報告があります。これは以下の理由によります:

  • ピロリ菌の自然消失(過去に感染していたが自然に菌がいなくなった)
  • 検査の偽陰性(実際は感染しているが検査で陰性と出る)
  • ピロリ菌以外の原因による胃がん

2. 検査結果に影響を与える要因
以下の場合、正確な結果が得られない可能性があります:

  • 胃酸分泌抑制薬(プロトンポンプ阻害薬)の服用
  • 抗生物質の最近の使用
  • 高度の腎機能障害
  • 胃切除術後

2-5. ピロリ菌除菌治療について

検査でB群、C群と判定された場合、またはD群で他の検査でピロリ菌感染が確認された場合は、除菌治療が推奨されます。

除菌治療の流れ:

  1. 胃内視鏡検査が必須: 日本の保険診療では、ピロリ菌の除菌治療を受けるには「胃内視鏡検査でピロリ菌感染による胃炎が確認されること」が必須条件です
  2. 除菌薬の服用: 抗生物質2種類と胃酸分泌抑制薬を1週間服用
  3. 除菌判定: 服薬終了から4週間以上あけて、除菌できたかを検査
  4. 定期的な経過観察: 除菌成功後も定期的な内視鏡検査が必要
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2-6. なぜ一生に一度の検査なのか

胃がんリスク検診は基本的に「一生に一度」受ければよいとされています。その理由は:

  • ピロリ菌感染は主に乳幼児期に起こり、成人後の新規感染はほとんどない
  • 一度リスク分類されれば、その後の管理方針が決まる
  • ただし、除菌治療を受けた場合はE群として別管理となる

3. 精密検査を受ける:つくばの当院での胃内視鏡検査という選択

胃がんリスク検診で高リスク判定を受けた場合、胃内視鏡検査による精密検査を受ける医療機関は、ご自身で自由に選ぶことができます。土浦市外の医療機関でももちろん受診可能です。

精密検査では胃内視鏡検査が必要となりますが、「胃内視鏡検査は不安」と感じる方も多いのではないでしょうか。実際に、オリンパス社が2024年に行った14,100人を対象とした調査でも、多くの方が胃内視鏡検査に対して様々な不安を感じていることが明らかになっています。

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このような不安があるためか、当院はつくば市にありながら、土浦市を含む、牛久市、阿見町(稲敷郡)、かすみがうら市、石岡市、小美玉市など土浦方面から多くの方が当院へ受診されています。

当院が土浦にお住まいの方に選ばれる理由をご紹介します。

3-1. 理由1:土浦・荒川沖方面からもアクセスが便利

当院は、つくばエクスプレス「つくば駅」すぐです。JR常磐線の主要駅からもバス路線が充実しており、広範な地域から受診しやすい環境です。

バスでのアクセス

JR土浦駅西口から

「つくばセンター行き」のバスで約25分

JR荒川沖駅西口から

「つくばセンター行き」のバスで約30分

関東鉄道バスの時刻表を確認

お車でのご来院を希望される方へ

鎮静剤を使用した場合は、基本的には運転をおすすめしませんが、どうしても必要な場合は、6時間は車の運転をお控えいただき、体調を判断していただいた後に運転をお願いします。国内外の臨床研究では、当院で使用している作用時間の短い鎮静剤(プロポフォール)について、1-2時間後から運転可能という研究は多いものの、ヨーロッパガイドラインでは6時間あけることが推奨されているからです。

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どうしてもお車でご来院されたい方のために、当院では以下のようなプランをご提案しています。

【お勧めのプラン】

午前中の検査を予約 → 検査後に駅周辺で昼食・休憩 → 夕方にご帰宅

つくば駅前には、お食事や買い物ができる施設、また少し足を延せばつくばエキスポセンターなどの観光スポットもございます。検査後に数時間ゆっくりと過ごしていただくことで、安全に運転してご帰宅することが可能です。

駐車場について:専用駐車場はないため、近隣の駐車場に停めていただく必要があります。当院上階にある南3駐車場、または近隣の駐車場をご利用ください(駐車料金は、患者さんのご負担となります)。

土浦駅から車でのアクセス(約9.3km・18分)

土浦駅から当院まで約9.3km、通常18分程度でお越しいただけます
※地図をクリックすると、詳細なルート案内をご覧いただけます

3-2. 理由2:鎮静剤を用いた「苦痛の少ない」胃内視鏡検査

当院では、消化器内視鏡専門医が、鎮静剤を用いた苦痛の少ない胃内視鏡検査を標準としています。

当院で胃内視鏡検査を受ける方の95%以上が鎮静剤を使用しており、これは決して特別なことではありません。欧米では「鎮静剤なしで胃カメラを行うことは、大道芸の方が剣を飲むのとさして変わらない」と驚く医師もいるほど、患者様の苦痛軽減は当然のことと考えられています。

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「鼻からの検査なら楽」というイメージがありますが、経鼻内視鏡で検査を受けた約半数の方が「つらい」と感じているという大規模調査の結果があります。当院では経鼻内視鏡も選択可能ですが、より確実に苦痛を軽減できる鎮静剤を用いた検査をお勧めしています。

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3-3. 理由3:土浦市お勧め内視鏡クリニックに選出

当院は、Medical DOC『土浦市の内視鏡検査 おすすめしたい医院』、『茨城県の内視鏡検査おすすめしたい医院』に選出されています。つくば市にありながら、市を越えて推薦されたのは、苦痛の少なさやWEB予約での当日内視鏡検査など利便性に対する取り組みが客観的に評価された結果です。

豊富な実績:法人全体で、2023年に胃内視鏡検査を23,886件実施しており、この豊富な経験と実績が、質の高い医療を提供する土台となっています。

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3-4. 理由4:安心の地域医療連携

これまでにも、土浦市にお住まいの多くの患者様が当院の内視鏡検査を受けにご来院されています。検査の結果、入院や手術が必要な病変が見つかった際には、患者様のご希望やお住まいを考慮し、地域の基幹病院へ責任をもってご紹介します。土浦協同病院東京医科大学茨城医療センター(阿見町)など、土浦エリアの病院ともスムーズに連携できる体制を整えていますので、ご安心ください。

もちろん、つくば市内や都内の病院を希望される場合は、ご希望の医療機関へ紹介することも可能です。

3-5. 理由5:オンライン診療で、通院の負担を大幅に軽減

内視鏡検査は、受けて終わりではないケースが少なくありません。例えば、胃カメラでは約15%(2024年胃内視鏡検診マニュアル改定第2版)の確率で、組織を採取する病理検査が発生します。これは、想像以上に多くの方が、結果を聞くために再度来院する必要があることを意味します。

特に土浦市からご来院の場合、この再来院のための往復時間や交通費は大きな負担です。当院では、この負担を解消するため、オンライン診療での結果説明に力を入れています。

さらに、24時間対応のLINE・WEB予約や、来院前にご自宅で問診を済ませられるオンライン問診システムを導入し、院内での待ち時間短縮にも全力を注いでいます。

胃がんリスク検診で精密検査が必要な方はお気軽にご相談ください

24時間LINE予約が簡単です。

4. 土浦市のがん検診における課題と当院の使命

4-1. 土浦市のがん検診の現状と課題

茨城県では、がんが県民の死亡原因の第1位となっており、早期発見・早期治療の重要性がますます高まっています。しかし、茨城県が公表しているデータによると、土浦市を含む県内市町村において、がん検診で「要精密検査」と判定された後、実際に精密検査を受ける方の割合に改善の余地があるという課題が明らかになっています。

精密検査を受けないことは、早期発見・早期治療の機会を逃すことを意味し、治癒可能ながんも発見が遅れることで治療困難になってしまう可能性があります。

茨城県がん検診精密検査受診率

4-2. 当院の使命:地域のがん検診体制への貢献

このような課題を受けて、当院では以下の取り組みを通じて地域のがん対策に貢献しています:

1. 胃がん検診・胃がんリスク検診への対応

  • 鎮静剤を用いた苦痛の少ない胃内視鏡検査
  • 検査への不安から精密検査を躊躇している方への配慮
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2. 大腸がん検診(便潜血検査)への対応

  • 下剤の工夫や鎮静剤使用による苦痛の少ない大腸内視鏡検査
  • 胃・大腸同日検査対応で通院負担を軽減
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4-3. 土浦市民の皆様へ

当院がMedical DOC『土浦市の内視鏡検査 おすすめしたい医療施設』に選出されたことは、地域の健康課題解決に貢献する責任と受け止めています。

胃がん検診、胃がんリスク検診、大腸がん検診の要精密検査について、土浦市民の皆様に貢献できるよう、「検査が怖い」という理由で精密検査を躊躇されている方にも、安心して受けていただける環境を提供してまいります。

土浦市の皆様が「検査への不安」で命を守る機会を逃すことがないよう、引き続き苦痛のない質の高い検査を提供いたします。

まとめ

土浦市の胃がんリスク検診は、40~75歳で過去に受けたことがない市民の方が対象で、血液検査でA~D群に分類して将来の胃がんリスクを評価する検査です。検査費用は1,000円(生活保護受給者は無料)で、まず受診券を申し込む必要があります。

B群以上と判定された場合は、胃内視鏡検査による精密検査と、必要に応じてピロリ菌除菌治療が推奨されます。特に重要なのは、A群(低リスク)でも約10%の胃がん患者が含まれるため、一度は胃内視鏡検査を受けることが理想的という点です。

当院について
当院では、鎮静剤を用いた苦痛の少ない胃内視鏡検査を提供しています。土浦・荒川沖方面からもアクセスが良く、オンライン診療も活用できるため、通院の負担を最小限に抑えることが可能です。

よくある質問

いいえ、胃がんリスク検診の採血は土浦市内の協力医療機関でのみ受診可能ですが、精密検査として行う胃内視鏡検査は土浦市外の医療機関でも受けることができます。

当院(つくば市)でも、土浦市民の方の精密検査をお受けしています。つくば駅前の立地で、土浦・荒川沖方面からもバスでアクセスしやすく、多くの土浦市民の方にご利用いただいています。

受診券の申込方法によって異なります:

  • 窓口申込: その場で即時発行されます
  • インターネット・電話申込: 後日郵送となりますが、具体的な日数は市の案内には記載されていません。お急ぎの場合は、窓口での申込をお勧めします

詳しくは土浦市健康増進課(029-826-3471)にお問い合わせください。

はい、一度は胃内視鏡検査を受けることが理想的です。日本消化器がん検診学会によると、実際に胃がんと診断された患者さんの約10%がA群に分類されていました。

これは、過去のピロリ菌感染の自然消失や検査の偽陰性、ピロリ菌以外の原因による胃がんの可能性があるためです。特に胃の症状がある場合は、早めの受診をお勧めします。

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はい、除菌成功後も定期的な内視鏡検査が必要です。除菌により胃がんリスクは30~50%低下しますが、ゼロにはなりません。

除菌前の胃粘膜の状態によってリスクが異なるため、医師と相談の上、適切な間隔(通常は1~3年ごと)で内視鏡検査を受けることが推奨されています。

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プロトンポンプ阻害薬(PPI)を検査日の2か月以内に服用した方は対象外となります。これは、薬の影響で正確な検査結果が得られない可能性があるためです。

該当する薬を服用中の方は、まず主治医にご相談ください。薬の中止が可能な場合は、2か月以上経過してから検査を受けることができます。詳しくは土浦市健康増進課にお問い合わせください。

はい、胃・大腸の内視鏡検査を同日に受けることが可能です。食事制限が一度で済むメリットがあるため、以下のような症状がある方には同日検査をご提案しています:

当院は胃・大腸内視鏡検査について土浦市のおすすめ医療機関として選出されており、両検査を安全かつ効率的に実施する体制を整えています。検査時間や体への負担などを考慮し、患者様に最適な検査プランをご提案いたします。

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【作成・監修】
辻仲つくば胃と大腸内視鏡・肛門外科クリニック
院長 森田 洋平(日本消化器内視鏡学会 専門医、MPH(公衆衛生大学院))
MPHは予防医学、疫学、統計のスペシャリストの学位です。今回のような予防医療を実践するスペシャリストといえます。
【参考文献】

土浦市公式サイト「胃がんリスク検査」
https://www.city.tsuchiura.lg.jp/kenko-fukushi-iryo/kenko-iryo/kenshin-annai/jushinkomokukarasagasu/page009509.html

土浦市「胃がんリスク検査受診券インターネット申込」
https://logoform.jp/form/gkP6/938101

土浦市「R7胃がんリスク検査協力医療機関一覧」(PDF)
https://www.city.tsuchiura.lg.jp/data/doc/1743658291_doc_25_0.pdf

土浦市「胃がんリスク検査について」(PDF)
https://www.city.tsuchiura.lg.jp/data/doc/1743661306_doc_25_0.pdf

日本消化器がん検診学会「血液による胃がんリスク評価(いわゆる「ABC分類」)を受けられた方へのご注意」
https://www.jsgcs.or.jp/citizens/citizens_news/stomach_cancer.html

茨城県「令和5年度 市町村による各がん検診の精密検査受診率」
https://www.pref.ibaraki.jp/hokenfukushi/yobo/sogo/yobo/cancergrop/cancer-h26/documents/r5_seimitsujushinritsu.pdf

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