大腸カメラの予約はいつ取るべき?症状別「急ぐべきサイン」と受診の目安|辻仲つくば胃と大腸内視鏡・肛門外科クリニック|茨城県つくば市の大腸・肛門外科 消化器内科 内視鏡検査

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大腸カメラの予約はいつ取るべき?症状別「急ぐべきサイン」と受診の目安

公開日:2026年01月22日 / 更新日:2026年01月22日

大腸カメラ検査を受けるべきタイミングとは

大腸カメラ検査の予約をいつ取るべきか・・・多くの方が迷われます。

健康診断で便潜血検査が陽性になった場合や、気になる症状がある場合、家族歴がある場合など、状況によって対応は異なります。大腸がんは早期発見できれば治癒率が高い病気ですが、進行してしまうと治療が難しくなるため、適切なタイミングでの検査が重要です。

本記事では、消化器内視鏡専門医の視点から、症状別の「急ぐべきサイン」と受診の目安について詳しく解説します。大腸カメラ検査を受けるべきか迷っている方、予約のタイミングを知りたい方は、ぜひ参考にしてください。

すぐに予約すべき「急ぐべきサイン」

以下の症状がある場合は、できるだけ早く消化器内科を受診し、大腸カメラ検査の予約を取ることをおすすめします。

血便が出た場合

便に血が混じる、または排便後のトイレットペーパーに血がついている場合は、一回だけでも医療機関を受診すべきです。

多くの方は「痔だろう」と自己判断してしまいますが、大腸がんからの出血の可能性も否定できません。血便は大腸がんを早期発見するための重要なサインです。たとえ痔が原因だったとしても、大腸カメラで大腸全体を確認することで、他の病変がないか確認できます。

血便の色によって出血部位が推測できます。鮮やかな赤色の血便は肛門に近い部分からの出血、黒っぽい便(タール便)は胃や十二指腸など上部消化管からの出血を示唆します。いずれの場合も、自己判断せず専門医の診察を受けることが大切です。

便が細くなった場合

以前と比べて便が明らかに細くなった場合は注意が必要です。

大腸がんやポリープが大きくなると、腸管内腔が狭くなり、便が細くなることがあります。特に急激な変化がみられる場合は、早めの検査をおすすめします。便の形状変化は、大腸の通過障害を示す重要なサインです。

便秘と下痢を繰り返す場合

便秘と下痢が交互に起こる場合も、大腸の異常を疑うべき症状です。

過敏性腸症候群でもこのような症状がみられますが、大腸がんや炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎、クローン病)でも同様の症状が出ることがあります。特に40歳以上で初めてこのような症状が出た場合は、大腸カメラ検査を検討すべきです。

原因不明の体重減少や貧血

食事量は変わっていないのに体重が減少する、健康診断で貧血を指摘された場合は要注意です。

大腸がんが進行すると、慢性的な出血により貧血が進行したり、栄養吸収が妨げられて体重減少が起こったりします。これらは進行がんのサインである可能性があるため、速やかに検査を受けることが重要です。

便潜血検査陽性の場合の対応

健康診断や人間ドックで便潜血検査が陽性になった場合、必ず精密検査を受ける必要があります。

便潜血検査の意義と限界

便潜血検査は、便の中に血が混じっているかどうかを調べる検査で、大腸がん検診の一次スクリーニングとして広く用いられています。

日本では40歳以上を対象に年1回の「便潜血検査免疫法2日法」が推奨されており、対策型検診として実施されています。この検査は手軽で安価に行えるメリットがありますが、すべての大腸がんを発見できるわけではありません。便潜血検査で陰性でも大腸がんが存在する可能性があるため、症状がある場合は検査結果に関わらず大腸カメラを受けることが推奨されます。

1回でも陽性なら精密検査を

2日法で1回でも陽性が出た場合は、精密検査として大腸カメラを受ける必要があります。

「1回だけだから大丈夫」と考えて放置する方がいますが、これは危険です。便潜血検査陽性者のうち、大腸がんが発見される確率は約2〜3%、大腸ポリープが発見される確率は約50%とされています。早期発見のチャンスを逃さないためにも、陽性判定後は速やかに消化器内科を受診しましょう。

予約までの待機期間の注意点

便潜血陽性後、大腸カメラの予約を取ってから実際の検査まで数週間かかることがあります。

この間に新たな症状(血便の増加、腹痛の悪化など)が出現した場合は、予約日を待たずに医療機関に連絡してください。症状の変化は病状の進行を示している可能性があるため、早めの対応が重要です。

家族歴がある場合の検査タイミング

家族に大腸がんの方がいる場合、ご自身の大腸がんリスクが高くなります。

遺伝性大腸がんの可能性

家族内に複数の大腸がん患者がいる場合や、若年で発症した方がいる場合は、遺伝性大腸がん症候群の可能性があります。

「リンチ症候群」などの遺伝性腫瘍症候群では、30歳頃から1〜2年ごとの内視鏡検査が推奨されます。家族歴が濃厚な場合は、遺伝カウンセリングを受けることも検討しましょう。早期からの定期検査により、大腸がんを予防または早期発見できる可能性が高まります。

年齢別の検査推奨タイミング

40歳未満の方

症状がない場合、40歳未満の方は定期的な大腸カメラ検査は一般的に推奨されません。

ただし、血便や腹痛などの症状がある場合、家族歴がある場合は年齢に関わらず検査を検討すべきです。若年者でも大腸がんが発見されることはありますので、気になる症状がある場合は早めの受診が重要です。

40歳以上の方

40歳以上の方は、症状がなくても年1回の便潜血検査を受けることが推奨されています。

便潜血検査で陽性が出た場合は、速やかに大腸カメラを受けましょう。また、初回の大腸カメラで異常がなかった場合でも、症状を参考に、3〜5年ごとの検査を検討するのが望ましいとされています。大腸ポリープは数年かけて大きくなり、がん化するため、早期発見・早期治療が重要です。

50歳以上の方

50歳以上になると大腸がんのリスクが高まるため、より積極的な検査が推奨されます。

症状がない場合でも、3〜5年ごとの大腸カメラ検査を検討しましょう。過去に大腸ポリープを切除した経験がある方は、ポリープの大きさや数、病理結果に応じて、1〜3年ごとの定期検査が必要になることがあります。担当医と相談しながら、適切な検査間隔を決めていくことが大切です。

大腸カメラ検査の実際と準備

大腸カメラ検査を受けることが決まったら、適切な準備が必要です。

事前診察の重要性

大腸カメラ検査を受ける前には、必ず事前診察が必要です。

事前診察では、問診や医師による診察を通して、腹部の症状や状態を把握します。また、検査の説明を受け、同意書にサインをします。この際、服用中の薬(特に抗血栓薬)や既往歴、アレルギーなどを必ず医師に伝えてください。当院では、患者さんの体質やご希望に合わせて選べる下剤を数種類ご用意しています。

検査前の準備

検査の2〜3日前から消化に良いものを食べていただき、食べ物が残らない状態に整えます。

前日には検査食を召し上がっていただき、当日は検査の3〜5時間前から下剤を服用して腸内をきれいにします。下剤は自宅で服用する方法と、院内で服用する方法があります。院内で服用される場合は、プライバシーに配慮した下剤服用スペースを利用できます。遠方からお越しの方も安心してご利用いただけます。

鎮静剤を使用した検査

当院では、患者さんの負担を軽減するために、鎮静剤を用いた検査を行っています。

半分眠ったようなぼんやりとした状態で、リラックスしたまま検査を受けられます。検査後は専用のリカバリールームでしっかりと休んでからお帰りいただけます。鎮静剤を使用した場合は、当日の車や自転車の運転はできませんので、公共交通機関を利用するか、ご家族の送迎をお願いします。

検査時間と費用

大腸カメラ検査自体は約30分程度で終了しますが、前処置や検査後の安静時間を含めると、全体で3〜4時間程度かかります。

費用は保険適用で、3割負担の場合、観察のみで約7,500円、ポリープ切除を行った場合は約30,000円程度です。病理組織検査は1臓器4,000円、2臓器7,500円、3臓器11,000円となっています。検査中にポリープが見つかった場合、その場で日帰りポリープ切除に対応しています。ポリープのない状態を作ることで、大腸がんを約86%予防することが可能とされています。

当院での大腸カメラ検査の特徴

経験豊富な専門医による検査

当院では、経験豊富な日本消化器内視鏡学会専門医が検査を担当します。

検査実績は25,093件に上り、一人ひとりに合わせた検査・治療をご提供いたします。検査から治療まで幅広く対応できる医師が担当することで、状態に合わせた適切なアプローチへとつなげてまいります。内視鏡検査が初めての方も、当院にお任せください。

最新技術の導入

当院では、大腸内視鏡検査の精度を高めるために、最新のAIシステムを導入しています。

これまで見つけるのが難しかった微細な早期がんや炎症、その他の病変なども、より高い精度で発見できるようになりました。また、光の波長を変えて腸粘膜の表面や色調がはっきり見える「画像強調」を導入し、構造や色調が均一ではないSSLと呼ばれる病変の早期発見にも役立っています。さらに「自動送水」機能により、検査中の視野確保がスムーズになり、より精密な観察が可能になっています。

無送気軸保持短縮法による負担軽減

当院では、「無送気軸保持短縮法」と呼ばれる検査方法を採用しています。

従来の大腸内視鏡検査では、空気を注入しながら検査チューブを挿入していましたが、この方法はお腹に空気が溜まるため、張りや痛みを感じやすく、腸粘膜に負担がかかります。無送気軸保持短縮法は、大腸の走行を邪魔することなくチューブが挿入できる検査方法であり、安全性が高く、患者さんの苦痛が少なく済みます。また、患者さんの腸の形状や状態に合わせて、細径内視鏡や拡大内視鏡などの豊富な機器を使い分けています。

女性医師による検査対応

当院には女性医師も在籍しており、男性医師による検査に抵抗感を持っている女性の方も安心してご来院いただけます。

恥ずかしさや怖さから内視鏡検査をためらっている女性の方は、お気軽に当院までご相談ください。女性医師による内視鏡検査をご希望の場合は、予約時にお申し出いただければ対応いたします。プライバシーに配慮した半個室スペースも完備しておりますので、安心して検査を受けていただけます。

胃カメラと大腸カメラの同日検査

当院では、胃内視鏡と大腸内視鏡を同じ日に受けることも可能です。

通院回数の削減や身体的負担の軽減につながりますので、両方の検査をご希望の方はご相談ください。同日検査により、消化管全体を一度に確認できるメリットがあります。

つくば駅から徒歩5分の便利な立地

当院は、つくば駅から徒歩5分という便利な立地にあります。

つくば市内だけでなく、つくばエクスプレス沿線(研究学園、万博記念公園、みどりの、みらい平、守谷、柏たなかなど)や常磐線・関東鉄道常総線沿線、茨城県全域(土浦市、牛久市、つくばみらい市、常総市、石岡市、阿見町、守谷市、龍ケ崎市など)から多くの患者さんが来院されています。遠方からでも安心して検査を受けられるよう、プライバシーに配慮した下剤服用スペースを完備し、検査開始時間も柔軟に対応しています。

まとめ:早期発見が命を救う

大腸カメラの予約を取るべきタイミングは、症状や年齢、家族歴によって異なります。

血便や便の形状変化、便通異常などの症状がある場合は、できるだけ早く消化器内科を受診し、大腸カメラ検査の予約を取りましょう。便潜血検査で陽性が出た場合も、必ず精密検査を受けることが重要です。症状がない場合でも、40歳以上の方は年1回の便潜血検査を受け、家族歴がある方は若い年齢から定期的な検査を検討してください。

大腸がんは早期発見できれば治癒率が高い病気です。

早期大腸がんを治療することで、大腸がんがない方と同等の寿命を享受できることが示されています。「まだ大丈夫」と先延ばしにせず、気になる症状がある方、検査のタイミングが来ている方は、ぜひ当院までご相談ください。

当院では、つくば駅から徒歩5分という便利な立地で、土日祝日も含めて大腸カメラ検査を実施しています。鎮静剤を用いた苦痛の少ない検査、患者さんの体質に合わせた選べる下剤、プライバシーに配慮した半個室スペースとリカバリールームを完備しています。経験豊富な専門医が、一人ひとりに合わせた検査・治療をご提供いたしますので、安心してご相談ください。

大腸カメラ検査をご希望の方は、まずWEBまたはお電話でご予約いただき、事前診察をお受けください。

【作成・監修】
辻仲つくば胃と大腸内視鏡・肛門外科クリニック
院長 森田 洋平(日本消化器内視鏡学会 専門医、MPH(公衆衛生大学院))

MPHは予防医学、疫学、統計のスペシャリストの学位です。大腸がんの予防的なデータを実践するスペシャリストといえます。